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電子制御システムの故障探求マニュアル  エンジン編 平成14年版


商品コード:公9-18

書名:電子制御システムの
            故障探求マニュアル
            エンジン編   平成14年版

編集:自動車公論社

発行年月日:平成14年12月発行

体裁:A4版   416頁  定価:6,800円 (税込)


1  モデルチェンジと追補版

本書は、全て各自動車メーカー発行の新型車解説書、修理書、整備書、配線図集等をもとに編集してあります。

メーカーでは、フルモデルチェンジに合わせて、サービス関係資料も全面的に改定します。その後マイナーチェンジについては、追補版で補っています。基本的にこの追補版は改良された部分、変更された部分のみ掲載されます。従って、入庫車両のデータを探す際は、追補版の方から先に確認していかなくてはなりません。直近の追補版に必要なデータが掲載されていなければ、それ以前に発行されているサービス関係資料をみていくという作業が必要になります。

本書も基本的にメーカーのサービス関係資料発行のパターンをそのまま採用しています。

そのため、必要なデータを探す際は、必ず発行年の新しいデータから確認して下さい。

2  システム図

システム制御内容がイラストで分かるようになっております。

システム図から、主に次の内容がわかります。

・       吸入空気量の検出方法

・       エンジンの回転センサーの取付位置

・       アイドル回転数制御の方式

・       点火装置及び点火制御方式

・       燃料ポンプの制御方式

・       可変吸気制御、可変バルブ制御、スロットルのトラクション制御などの有無

3     自己診断

一般に自己診断による点検は、自己診断のコード読み取り   →  コード一覧参照 →

コード記憶消去、という流れで作業が進められます。ただし、もう一歩踏み込んだ活用方法としては、コード記憶消去   →   不具合現象再現   →  コード読み取り、という使い方もあります。

4  部品配置図

主に修理書、整備書または新型車解説等より引用しています。

ただし、マイナーチェンジの際は、メーカー側で部品配置図一覧として掲載するケースは少ないようです。本書では、基本的に部品配置図一覧としてまとめられているケースを収録してあります。従って、ケースとしては、わずかですが、マイナーチェンジに伴い、部品取付位置がわずかに変更されたり、新しい部品が取り付けられていることも考えられます。このような場合は、ワイヤーハーネスの取り回しや配線図による配線色から部品取付位置を探すようにして下さい。

5  点検データ(作動点検・単体点検)

平成13年版から、既刊に掲載していた「点検基準値」に代わるものとして、「点検データ」をまとめました。ECU・エンジンコントロールユニット(エンジンコンピュータ)のコネクタ部における電圧基準値を「作動点検」とし、また新たにECUの各端子に接続されている、主要なセンサーやリレーなどの抵抗点検も行えるように「単体点検」も掲載してあります。

6  配線図

主に配線図集等より引用しています。

特にコネクタの端子位置を示すイラストは、部品側かハーネス側かで左右逆となります。配線色で確認したり、アース配線の電圧測定をしたりして、どちら側の端子配列であるのかチェックする必要があります。

 

収録車種

 

トヨタ

自己診断

 

イプサム

SXM1

カルディナワゴン

T19

カローラスパシオ

E11

タウンエース/ライトエースノア

SR4・5

 

日産

キャラバン/ホーミー

E24

シーマ

FY33

スカイライン

R34

ステージア

WC34

プリメーラ/プリメーラカミノ

P11

 

ホンダ

自己診断

 

オルティア

EL1〜3

ステップワゴン

RF1・2

CR-V

RD1・2

S-MX

RH1・2

 

三菱

タウンボックスワイド

U65W・U66W

トッポBJワイド

H43A・H48A

リベロ

CB・CD